宝塚歌劇団 花組 全国ツアー公演
グリーンホール相模大野
ミュージカル・ロマン 『哀しみのコルドバ』
グラン・ファンタジー 『Red Hot Sea II』
『哀しみのコルドバ』は1995年に安寿ミラ主演で上演されたものを、ビデオが擦り切れそうになるほど繰り返しみた、大好きな作品です。そういうわけで今回の公演をとても楽しみにしていました。最後に前公演のビデオをみてから10年くらいたっていたのですが、ストーリーはもちろんセリフの数々も覚えていて、我ながら大したものだとあきれて感心してしまいました。
この作品でどこが1番好きかといいますと、最後の幕が閉じるところのコーラスだったりする。
それは置いといても、全編をとおして、素晴らしい音楽がしかも絶妙のタイミングで入る演出、最高であります。
やっぱり前キャストと今キャストを見比べてみてしまったのですが、主人公エリオ役の真飛聖さんは95年の安寿さんよりも情熱的なエリオで、せっかくそういう自分を抑えて生きてきたのにエバに再会してしまった・・・という男でした。だから、再会して一気に破滅へという展開に説得力が増していると思いました。
ロメロ役の大空祐飛さんは、すごく知的でクールな紳士。こちらは95年の真矢みきさんに感じた人情味とはまた反対の印象を受けました。
エリオとロメロがそれぞれ正反対(とまでは言えないけど)の人物に入れ替わった印象だったのが、面白かったです。再演ってこういうところもチェックポイントですね。
それからアンフェリータの桜一花さんが、とっても可愛くて健気でよかったです。歌も95年の純名りささんに全然負けてなかったです。こんなに歌えた人だったのですね。(余談ですが、失意のアンフェリータに寄り添うように現れるフェリーぺ。思わずストーカーみたいに見張っていたんかい!と突っ込みたくなってしまい、ああ、95年にはストーカーなんて言葉一般的じゃなかったなぁ、などと考えながら見てしまった。)
最後のエリオが死んでしまう場面が近づいて、あのーこの劇場「せり」が無いようなのですが、どのように死ぬのですか・・・と思いながらみていましたら、成程!そう来たか!の演出でした。2階席だったので、高く戴かれた真白な衣装のエリオの亡骸がとてもきれいに見えました。泣けたー。
思い入れがある作品なので、長くなってしまった。
ショーの感想ですが、去年本公演でも見たはずのショーなのですが、「こんなに面白かったー?」
人数が少なくなっているはずなのに、パワー倍増の印象。ロケットボーイガールのおねえさんの脚線美に見とれてしまい、お顔を確認し忘れたのですがあれは朝夏まなとさんだったのかな。それと客席降りの場面で真飛さんの衣装が、さりげない衣装なんだけど、なぜだかあの金スパン刺繍とダンスの動きとともにゆらめくジャケットに感動してしまい、これが宝塚のトップさんだよねぇと大感動したのは、本当に自分でもなぜだかわからない。
それと、今までツアー公演は神奈川県民ホールでしか見たことがなかったので、今回両花道にミラーボールが置いてあるというのを初めて見ました。これはこれで、とても綺麗でした。
以上、長過ぎ。ここまでお付き合いくださった方、ありがとうございます。
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