読了記録
津村さんの『ポトスライムの舟』を読んだときに、うら若き女性に色気めいた雰囲気がないのは読んでいて辛いなぁと思ったのでしたが、やっぱり?『カソウスキの行方』というタイトルの作品があることを知り、読まなくちゃ!と思った次第です。
さてさて「カソウスキ」とは「仮想好き」のことで、主人公イリエ(やっぱり苗字です。)は、やりがいの感じられ無い職場で、まったく恋愛対象とは思っていなかった同僚男性を「好きと仮想して」、それに基づいて彼をひそかに観察したりその行動を記録したりすることにより、なんとか出社できている・・・とストーリーは進みます。
薄くはあるけど紛れも無い恋愛が描かれていて、正直ホッとしました。最初は「とうとう仮想でなくては恋愛もありえない状況なのか・・・」と思ってたものですから。
自分の好みとしては、虚構の中の恋愛くらいはドロドロしてて欲しいかも
と思わなくも無いのですが、虚構(仮想)と現実の境界って実際どこよ?というのを問いかけられてしまったので、「カソウスキ」でも案外危険
なんだわーと思ったのですが、つまり何が言いたいのでしょう>自分。。。![]()
2冊続けてこの作家を読みましたが、笑いの要素も多くて基本的には楽しい読書ができました。また他の作品も読もうと思っています。
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