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2010.03.11

3月11日

昨日は、東京大空襲の日だったのです。

実は、父の誕生日でもあるので、毎年必ず意識にはのぼります。

実は、話がややこしいですが、母がこの空襲の生き残りで、当時は2歳。

そんなに幼くても、余程の異常さだったのでしょう、かなりハッキリとした記憶があるそうです。

祖父に抱かれて逃げたこと、兄と叔父が大荷物を抱えていたこと、などなどが映像として思い出せるそうです。

姪を江戸東京博物館へ連れて行った時、空襲に関するコーナーで、あなたのばぁばもこの空襲で死んじゃうとこだったのよ、と話したらとっても驚いていたのでした。

孫に肝心なことを語っとらんじゃないか、ばぁばよ。。。

実家のミモザが満開をやや過ぎたところ。ばぁばさんが、生けたミモザです。

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母を抱えて逃げてくれた曾祖父のおかげで、私も生きています。御礼は言えてないけど、子供のころ何度か会えていてよかったと、最近になって思う様になりました。

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コメント

初めてコメントを書かせて頂きました。
ミモザの木は良いですね、全体がフワーとした感じが好きです。ばぁばさん(お母様ですよね)が生けたミモザがきれいです、一緒に生けられたカラーがミモザの黄色を一層浮き上がらせています。
ところで東京大空襲の話ですが今年は昭和で言うと85年ですので既に戦後65年経ちました、東京大空襲も同じです。あの時はとても大変だったようです、私の母も東京にいましたので話を聞いています。母は歌が好きでいつも洗濯をしながら童謡やら唱歌やらを歌って聞かせてくれました、そのせいか私も歌が好きです。戦後はとても苦労して私達を育ててくれました。戦争はいやですね、みんながいやな思いをします、みんなが辛い思いをします、自分達だけでなく戦争をしている相手の国の兵隊さんも同じです。お母様が二歳の時の記憶が残っているなんてとても強烈な状況だったのでしょう、またその日がお父様の誕生日とはなんとした偶然でしょう。日本は今とても平和です、がそうでない国もたくさんあります、ぜひ世界が平和でありますように願います。自分達の親や先祖を大切にすると言うことは結局その延長たる自分を大切にする事だと思います。そんなつながりが日本、ひいては世界を平和にすることだと思います。
(長々と失礼致しました。木艇さんにお世話になっております)

投稿: kaze | 2010.03.11 22:07

kaze様、こちらこそお世話になっております。
江戸東京博物館の空襲展示の前で姪が言った言葉「でも、日本ってもう戦争はしないんでしょ。」(おそらく平和憲法について学校で習ったばかりだったのだと思います。)なんと返事をしたらいいのか、一瞬言葉が出ませんでした。
「一人一人がちゃんと勉強しないと、戦争は起きるかもしれないよ。」と答えたのですが、そんな会話も覚えてくれているかどうか(^^;
毎年3月10日にはこの姪との会話も、自戒をこめて思い出しています。

投稿: ponta | 2010.03.12 12:48

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