« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

2010年9月

2010.09.26

花組みてきました。

宝塚歌劇団 花組
東京宝塚劇場

ミュージカル 『麗しのサブリナ』
Based on the Paramount Pictures Corporation motion picture, SABRINA.
© 2010 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
Based on the play, SABRINA FAIR, written by Samuel Taylor.
脚本・演出/中村 暁

スパークリング・ショー
『EXCITER!!』
作・演出/藤井大介

またまた持つべきものは友ということで、とっても良いお席で観劇させていただいちゃいました。うふふ。

『サブリナ』は映画も見ていなくて、詳しいストーリーは知らないままの観劇で、ハッピーな物語だと思っていたため、(もちろんハッピーな物語なのは間違いないのですが)まさかハンカチが必要になるとは・・・
ライナスの良心、兄の気持ちに気付いたデイヴィッドの気持ち、全てを知ってなお健気なサブリナ・・・泣けるポイント満載でした。

真飛さんは本当に自然にスーツを着こなして、これぞTHE・宝塚のトップさん。余裕の舞台でしたよぉーまったくぅ。(誉めてます。)これからスーツ物の舞台が続きそうで、これはこれはお楽しみポイントでございます。

余談ですが、ライナスのオフィスからの景色、うらやましー。

ショー『EXCITER!!』は秀作の再演なので、何日も前から早く見たくてワクワクしていました。
ここのところ、大ちゃん!ノッてますねー。(誰よそれ)
Mr.YUのような場面って、鼻白んだり、観ている方が恥ずかしくなったりする場合の方が多いと思うのだけど、本当に楽しかったです。生徒のキャラをよく解かっている演出家と真飛さん自身の演技の力だと思います。
それと、大ちゃんパワーを感じたのは、ここで(いつもの通り)袖にハケルだろうと思う場面で、まだ出てくるか銀橋に!という場面があったこと。わたくし、口角上がりっぱなしですから。

あー、ほんとに楽しかったー。

余談中の余談。
先日CSで星組版の『スカーレット・ピンパーネル』を見て、今回花組公演を見て、しみじみ「月に娘を!」をいう感想を抱いてしまったことよ。

|

2010.09.12

読了記録『遠い太鼓』

201009122


村上春樹氏がヨーロッパで暮らし、旅をした旅行記風のエッセイです。

おもしろかったー。ただの旅行記ではなくて、村上春樹という人がとても身近にそしてとても好ましく迫ってくる感じでした。その作品だけでなく作家自身のファンが多い、ということが解かった気がします。。。自分も足を踏み入れてしまった感あり。

村上作品の「僕」に惹かれる点として、きちんと生活しているということがあるのですが、作家自身も家を借りて市場で食材を手に入れ料理したり、土地の人と交流を持ったり、ジョギングを欠かさなかったり、観光地を巡る旅行とはまったく違う、文字通りの生活が書かれています。これは度々読み返したい一冊になりました。

快適な滞在とは言えないような事件や状況も多々ある中で、この滞在中に『ノルウェイの森』や『ダンス・ダンス・ダンス』が書かれたというのはとても興味深いですね。

|

読了記録『俺俺』

201009121


偶然手に入れた他人の携帯を使って、その母親からオレオレ詐欺をしてしまうところから物語は始まります。

(でも、この小説を物語と呼ぶのはちょっと違う・・・)

その他人の母親であるはずの人が自宅にやってきて、本物の母親のように干渉してくる。
実家に行ってみれば、見知らぬ男が「俺」としてくらしていて、両親もそれを受け入れている。

(息子を間違える親側の問題、親は自分の希望する息子像しか息子と認めない・・・それに当てはまれば息子は入れ替え可能であり、その像に当てはめるための過干渉ということについての小説なのかな。)

そのうち「俺」はいたるところに「俺」がいることに気づいていく。

(これは男のコミュニケーションべたについての小説なのかな。母と娘だったり、女同士とかだったらこんなややこしいことにならない気がする・・・津村 記久子さんの『ポトスライムの舟』を思い出しながら読み進める。)

「俺」は増殖して世界を埋め尽くし、やがて・・・

(ここまでのスケールの話になってくると、じっくり考えないと解釈できないなぁ。ほっとできるような終わり方だったのは救いだけど。自分のアイデンディディーというものは他者との関係(他者を幸せにすること)においてしか実感できないということでしょうか。)

|

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »