カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

読了記録『贖罪』

61d3hbd54fl__sl500_aa240_『贖罪』 イアン・マキューアン 著 読了。

読後しばらくあまりの感動で、気持ち的に、立ち上がれないかのような状態にさせられる。実際には立ち上がり、歩き回り、日常生活の動作をしているけれど、意識はこの小説の世界からなかなか抜け出せない。

主人公(といっていいかな)のブライオニーが、その少女ゆえの嘘で、姉セシーリアとお屋敷の使用人の息子ロビーとの、本当に本人たちも気付いたばかりの愛を引き裂いてしまう。第二次世界大戦の時代をはさんで、作家となったブライオニーは、『贖罪』の小説を書き続ける。何度も推敲をかさね、彼女の人生の終りが見えてきたころやっと最終稿は完成する。

その小説のなかでは、セシーリアとロビーは困難を乗り越えて再会できているが、(著者マキューアンが小説家ブライオニーに言わせているように、それは、すべての読者の望むところである。)実際は彼はフランスで戦死していたということが語られ、読者はやはりという落胆を感ぜずにはいられない。


小説では贖罪はできないのか・・・


マキューアンは『贖罪』という小説のなかで、ブライオニーに『贖罪』という小説を書かせていて、こういう入れ子の構成をとることで語りたかったことがあるはずだが、今はそこまで考える余裕がないので、再読してゆっくり考えたい。

心に引っかかる表現の数々に立ち止まりたいという思いと、物語の先に進みたいという思いがかちあって、それぞれであっちが勝ったり、こっちが勝ったり。もどかしかった。(特に若い二人がお互いの愛に気づき確かめ合う場面がとても美しかった。)取りこぼした言葉を拾いに戻るには再読が必要だが、図書館で借りてきた本だったぁー。

文庫版を買うべきか。それに、映画化もされているので、DVDも探してしまいそうだ。


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読了記録『きのうの世界』

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終盤まではすんごくおもしろかったのですが、、、、

この結末ですか。

カラスがガラスを・・・


でも、きっとまた、
恩田作品を手にとってしまうだろう自分を予感する作品でした。

結末はともかく、そこまでの謎また謎に激しく引き付けられます
身近なところに『異界』がある。それが、舞台となっているM町には現実にあった・・・(のですが、秘密にしておかなくても・・・と突っ込みたくもなるけど。coldsweats01

次は何を読もうかな。happy01

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読了記録『文明崩壊』

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イースター島で、最後の1本だった木を切り倒した人は何を思っていたのか。


様々な地域の環境破壊がなぜ、どのように起きたのか、ある地域ではなぜ、どのように免れたのかが検証され、今、これから何ができるのかを考察した本です。かなり質、量ともに読み応えがあり、読むのにだいぶ時間がかかりました。

ある意味当然、希望はあると書いてありますけど、読み終わってもとてもそうは思えず。。。

独裁者が国民の生活を犠牲にし、抵抗勢力は虐殺することも辞さずに環境保護を断行するとか、今から全員がベジタリアンになるとか、いたるところで一人っ子政策がなされるとかが、全地球規模でおこらないとダメなんじゃないのと思わせられました。

既に、最後の木を切るような行いを、私も毎日毎秒行っているのだと思います。


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読了記録

20090707
『廃墟建築士』  三崎亜記・著

表題作のほかに3編の小説がおさめられています。
どの作品も不思議な設定が描かれていて、最初は星新一を思いながら読んでいましたが、いや、違う。でもどこかで出会ったことのある感じ・・・この作家の作品を読むのは初めてなはず・・・思い出せなくて気持ちが悪い・・・
などと、本筋とは違うところで呻り、あっ、小川洋子作品の雰囲気かも・・・と思ってスッキリしてから本気で読みました。coldsweats01

シュールで、そして静か。悲劇とか喜劇とか、ハッピーエンドなどという言葉の範疇に入らない読後感。経験したことがあるはずのない状況のストーリーなのに、なぜか懐かしい感じでした。出会えてよかった1冊です。(装丁も素敵!)

ところで、「笑い」とは無縁の小説でしたが、個人的に仕事柄、「1種廃墟」「2種廃墟」はたまた「みなし廃墟」の件ではバカ受けしてしまいました。winkもちろん、ここは笑うところではありません。

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読了記録

20090623
『カソウスキの行方』 津村記久子・著

津村さんの『ポトスライムの舟』を読んだときに、うら若き女性に色気めいた雰囲気がないのは読んでいて辛いなぁと思ったのでしたが、やっぱり?『カソウスキの行方』というタイトルの作品があることを知り、読まなくちゃ!と思った次第です。

さてさて「カソウスキ」とは「仮想好き」のことで、主人公イリエ(やっぱり苗字です。)は、やりがいの感じられ無い職場で、まったく恋愛対象とは思っていなかった同僚男性を「好きと仮想して」、それに基づいて彼をひそかに観察したりその行動を記録したりすることにより、なんとか出社できている・・・とストーリーは進みます。

薄くはあるけど紛れも無い恋愛が描かれていて、正直ホッとしました。最初は「とうとう仮想でなくては恋愛もありえない状況なのか・・・」と思ってたものですから。

自分の好みとしては、虚構の中の恋愛くらいはドロドロしてて欲しいかもcoldsweats01と思わなくも無いのですが、虚構(仮想)と現実の境界って実際どこよ?というのを問いかけられてしまったので、「カソウスキ」でも案外危険dangerなんだわーと思ったのですが、つまり何が言いたいのでしょう>自分。。。sign02

2冊続けてこの作家を読みましたが、笑いの要素も多くて基本的には楽しい読書ができました。また他の作品も読もうと思っています。


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読了記録

20090609
『ポトスライムの舟』 津村記久子 著

芥川賞受賞作ですね。
あらすじはこちらにお任せします。

まず一番に感じたことは、色気のない作品だということ。そもそも主人公は29歳の女性なのにナガセだし。苗字かよ!みたいな。coldsweats01

自分もいい年なので、20代の人をどうも我が子とまではいかなくても、慈しむような気持ちで見てしまうようで、そこに描かれている、若いのに恋愛の可能性のかけらも感じさせない日常に対して、『いのち短し恋せよ乙女』というフレーズが頭の中をリピートしてしまいました。(注・自分の20代が数々の恋愛に彩られていたわけでは勿論ありません。think

それでも、彼女をとりまく人々(主な登場人物がすべて女性なのは重要なポイントだと思う)は、母性に近いような愛情で、ゆるくではあるけど絶対にほどけないように結びついているように思います。読み終わってみて、男性と女性の違いをまざまざと見せつけられたような気がしました。(それを対比させて書いている部分はないのですが。)

ナガセは幸せなのだろうか。幸せが物質的なものでは測れないことは重々承知していながらも、「彼女には助け合って暮らしていける友人や母がいるからまだ幸せな方だ」というなら、これからの世代の人たちの将来を憂慮し、気持ちが重たくなるのでした。

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読了記録

20090527
『エル・スール』 アデライダ ガルシア=モラレス 著


不思議な感覚の残る本で、読み終わってすぐ、もう一度読みました。

「父親を自殺で失った少女の精神的な成長が本人の独白で綴られている話です」
と言ってしまうと、そんな小説じゃぁなかったよなぁ・・・という感じがしてきます。
1度目は主人公の少女に寄り添って読んで泣き、ストーリーを知って読む2度目は、周辺の人々それぞれの苦しみや悲しみの意味が判って読んだからか泣けて泣けて。

結局のところ何が解決するでもなく、何を乗り越えたわけでもないですが、主人公はすべて抱えたまま、それでもしっかりと歩んで行くだろうという希望を感じさせて終わります。それでも、当分の間3度目は読むまい。weep


この小説を基にした映画が、先に世に出ていて、映画ファンの間では有名な映画らしいです。是非、見たいと思っています。というのも、この不思議な読後感は、物語のによるところが大きい気がすからです。家族それぞれの孤独や絶望の舞台であるスペインのぽつんとした一軒家。表紙の写真だけがたよりですが、それが映像で見られるわけですので。


ところで、今読みかけのものも含めて、最近翻訳物を続けて読んでいますが、どれも素晴らしい訳で嬉しい今日この頃です。happy01

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読了記録 ねたばれあり

20090521
『土曜日』 イアン・マキューアン 著


「面白い」と「楽しい」は違うのだと、今更ながら思いました。
というのは、この本、面白かったとはいえるけど、読んでいて楽しかったとは?

舞台はロンドン。9・11のテロ後、いつイラク攻撃が始まるかというとき。その攻撃に反対する大規模デモが行われる土曜日。ある外科医がこの土曜日に何を考え、何をしたのかが書かれています。(しかも異常に詳細に。一瞬プルーストの名がよぎって、読みとおせないかと思った。coldsweats01 それと、まず最初にソール・ベローの『ハーツォグ』という小説の一節が引用されていて、いきなり学生時代の暗い思い出を呼び起されいやな予感が・・・長くなるので、この話は後日。)

彼は40代。仕事・家庭・もちろん経済的にも、成功者です。敢えてこういう人物設定にされているのでしょうが、小説の中でなければありえないくらい満ち足りた人生を送っています。しかしながら、この幸福が実はとても不確実なものであることを意識せざるを得ない主人公。

途中、彼と娘がイラク(=フセイン)攻撃の是非について口論になる場面があります。ここでの父の意見は、「報復テロは激化するかもしれない。でも、フセインを倒すことでイラクが民主化し、報復テロなど取り越し苦労に終わるかもしれない。もちろん、戦闘においては犠牲者がゼロということはないが、それはフセイン独裁政権による抑圧・虐殺の被害者よりはるかに少なくすむだろう。」というものです。


私はこの部分を、西側諸国の人間として父親の意見に沿って読んでいました。(読後にそれでよかったのか考えさせられることになるのですが。)


満ち足りた土曜日が終わりかけた家族の団らんの時間に、主人公の家に暴漢が押し入ります。彼とは昼間、この外科医が反戦デモを避けて侵入した道路で自動車の接触トラブルがあったのでした。彼は進行性の脳の病気を持っていて遠くない将来命も失うであろうことが、優秀な医者である主人公には言い当てることができたのです。そして、特別にその治験者リストに加えてやるという嘘により彼を油断させ、息子と力を合わせて彼を階段から突き落として窮地を脱します。

警察も引き上げたところに、病院から緊急手術の呼び出し。患者が先ほどの暴漢だということは判っていますが、彼は病院に行き外科医としての素晴らしい仕事をやりきって、家に戻りベッドに入ろうとするところで、やっと長かった土曜日が終わります。(日付はとっくに日曜日になっていますが。)

眠りに就く前、彼は考えます。明日は警察や家族を説得しなければ。あの病を持つ男を起訴しないように、と。


読後まず思ったことは、自分が憲法9条というものを持つ国の人間だということを忘れていたなぁと・・・なんだかこの英国人の外科医に念押しされたような気がしました。

独裁者・テロリスト・犯罪者に対する暴力による抑止はそれぞれどう違うのか。独裁者による虐殺・テロリズム・犯罪による被害者として、あるいはたとえ少数であっても戦争の被害者として、あるいは不治の病によって、自分の一つしかない命を失うということは、その人にとってどういう違いがあるのか。
よく分からないし、分かる人がいたら教えて欲しい。


そういうわけで、面白かったのですが、楽しくはない読書でした。coldsweats01
オススメ度は大です。


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読了記録

20090502
鍵のかかった部屋 ポール・オースター 著

膨大な未発表原稿と美しい妻を残して失踪し、おそらくは亡くなっているだろうと思われている、ファンショー。その原稿を託すようにと本人に指名された、僕。(結局?美しい妻と可愛い子供も受け継ぐことになる。)彼の尽力で世に出たファンショーの小説が世に認められ、主人公はファンショーの伝記を書くことになる。

でも、彼はファンショーが本当は生きていることを知っている。なぜなら本人からと思われる手紙を受け取ったのだ。

・・・ということで、表面的には伝記のために、そして本当は自身のために、ファンショーの足跡を追っているうちに、ファンショーと僕の境界は(読み手にとっても)曖昧になり、、、という話です。

訳者のあとがきに、オースターのことをカルト的な人気がある作家という言葉がありました。なるほど、一般受けはしそうにない。ファンショーと僕とそして読んでいる自分までもの境界が不明になるタイプの人はのめりこんでしまいそうです。私はもう、そうなるような年齢ではないのでcoldsweats01(表面は垢やらかさぶたやらで、境界が曖昧になりようがない。)大丈夫。

・・・ということで、熱狂的オースターファンにはならないと思われますが、彼の作品はまた読みたいと思いました。


この小説に話を戻すと、ラストはぎりぎりまで痛ましくて、ファンショーの存在が消えたのだから、主人公は自ら自分の存在も消してしまうのではとハラハラしましたが、最後の最後に明るさが見えて、不思議にさわやかでした。

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読了記録

20090429
「日本語が亡びるとき」 水村美苗・著

十分脅されてしまいまして、言いようのないザワザワ感に侵されております。

言葉というものを「普遍語」「国語」「現地語」にわけて考えるということが新鮮でした。特に「国語」と「現地語」という局面の違いについては。

「普遍語」というのはある時代ある地域で成立していた、知的活動を表現、交換できる言語。ラテン語や漢文がそれにあたります。そしてそれが、これからは「英語」になる。(なっている。)

「現地語」とは日常使っている言葉を指しているのですが、それがどのように「国語」、(つまり、知的活動を表現、交換できる「現地語」)に昇格していったか。そしてそれはどの国、民族にもあることではなくて、日本は奇跡的に「国語」を獲得できたこと。などを論理的に説明してくれています。

そして、これからの知的活動、著者が「叡智をもとめる人」と呼ぶ人の活動に「日本語」は使われるのか。読まれるべきものは英語で書かれているので、圧倒的に英語を読み、読まれたければ英語で書く。その時代には日本語はもはや「国語」ではなく「現地語」になってしまうだろう。

小説家が書いているので文学に限定されたきらいのある本だ、という批判がありそうですが、それでいいじゃないかと思います。なぜなら、文学(の読み手の存在、読み継ぐ人を育てること)って、お金にならないので、ないがしろにされそうな今日を感じているから。いまどき文学部じゃあないでしょ的な、ね。coldsweats01

たしかに、数十年後たとえばドイツ文学を専攻する学生がどれだけいるのか・・・フランス文学でも危うい気がする。日本人にくらべてはるかに英語に近い言語で育ったドイツ人がドイツ語で小説を書いているのか。小説を書くような人種はみな英語を使いこなし、日本人さえ英語で小説を書いているのではないか。その時代、だれが漱石を読み継ぐのか。

・・・極論的な本なのですが、いろいろ考えさせらるし、考えておかなくてはならないことが書かれています。

著者の『続明暗』を単行本で読んだとき、漱石の『明暗』でさえ現代かなづかいで読んでいるのに、その続編を旧かなづかいで読むという不思議な体験をしたのですが、その『続明暗』も文庫化されるときには現代かなづかいに改められて出版されたそうです。なんだか、著者が気の毒になってしまう話です。読まれたければ読み手に合わせる。これが将来は、かなづかいの問題ではなくて、日本語と英語の問題になっているかもしれないってことなんですね。


それにしても、日本という国が漢字を捨てなくて本当によかったなぁ。
以上、バリバリの「現地語」で書いています。絵文字付きだし。。。

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読了記録

20080423
五重塔  幸田露伴・著

なぜにいまさらこの本を?と聞かれれば、そこにあったので・・・と答えるしかないのcoldsweats01
詳しく言えば、実家にいったら母が読み終わって放置されていたということです。(故に「ワイド版」です。とーっても見やすいですよぉ。どの文庫もこうなるのがユニバーサルデザインということなのかも。でも、紙の使用量は多くなります。)

短い話なのに読むのに時間がかかったのは、文体が難しいからではなく、むしろ耳に心地よいからです。頭の中で講談師が語っているかのように、きちんと音にして読んでいました。意識したわけでもなく、自然とそうなってしまうのです。これは音読必須の作品ですね。

読後感がとてもさわやかで清々しいです。やっぱり古典として生き残った作品はすごいと感動中。

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読了記録

20090413
『悼む人』  天童荒太・著

やっと図書館の予約がまわってきて読めました。図書館に入ってすぐ予約したのですが、もちろんまだ直木賞受賞前だったにもかかわらず、既に50番台でした。読後感が重いのか軽いのか、自分でもわからない不思議な感覚の中におります。文庫で出版されたら買います。coldsweats01(本代をケチる気はないのですが、保管場所がないのですよ!場所が!)


考えまとまらないので、以後自分用の備忘録。

当初、静人があまりにも揺るぎのないというか変化のない人なので、他の主要人物にとっての触媒みたいな役割をするだけなのかと思ったが、終盤にきて彼の心の動きが見えてきて俄然面白くなった。

これは、寓話として読んでいいものなのだろうか。そう考えると、登場人物の名前が実社会には珍しい名前なのも、そういう意図だったように思えてくる。朔也のあり方というのもまた然り。
寓話として「面白かったね」なんて読み方は、なんだか自分が非人間的みたいでいやな感じもする。

ところで、この作家は誤読歓迎派かなぁ。(きっと違うと思う。)そうだったらこんな読み方も許しえもらえそうだが。
そうだとしても、さらに朔也は男性を愛せたら人生楽だったかもなどと言ったら、それは暴言すぎる。


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読了記録

20090326
読みました。

前2作『脳を活かす勉強法』『脳を活かす仕事術』を読んでいたので、勢いで(ナリでとも言う)買いました。これら2冊には「つるの恩返し」とか「タイガージェット・シン」というふうな、印象的でいつでもどこでも自分を戒めるために持ち出してこれるキャッチがあったのだけど、3作目で得たものを一言で言うとしたら・・・なんだろう。ただ、『生活術』というだけあって、また読み返したくなる気持ちにさせられました。
とにかく、脳に未知との出会いをさせることが大切みたいなので、かれこれ20年弱も同じようなお仕事で同じような顔ぶれで同じような日常をすごしている私の生活は、かなりやばいといえるでしょう。

やはりすすんで刺激を求めて活動すべきなんでしょう、と再確認。

ところで、『勉強法』にあった「鶴の恩返し勉強法」なのですが、これは茂木先生が実践している勉強法で、「人には見せてはいけない(見せられない)」様子で勉強する、つまり、ブツブツ言う(を通り越して、わめきちらす?)ような感じですね。読んだとき、笑いましたー。自分のことかと思って。

ただ私の場合、勉強する場所が自室ではなくて茶の間であって、そこで見ているTV番組がCMになるとおもむろに教科書を手に取りわめき出すので、家族には大顰蹙でした。彼らにしてみれば「鶴になれ!姿を見せるな!」といったところだったでしょうなぁ。

書いていて思い出したのですが、珍しく自室でこれをやっていたら、私のベッドの上で丸くなっていた飼い猫(幸子という名でした。)があたりまえですが何も言わず淡々と部屋から出て行ったことがあったっけ。きっとうるさかったのね。

追記:この勉強法によるものなのか、私は静かだと集中できない人になってしまった。何かの試験でも本当はラジオかなんか流してもらって、音読を許してもらわないと実力が発揮できないのである。

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読了記録

20090305
読みました。happy01  鈴木光司・著 『エッジ』上・下

『リング』『らせん』『ループ』と3部作を読んでからもう10年近くが経ってるのです。はやっ!『ループ』の時点で既に未知の物理臭を嗅ぎ取り、”付いて行けませんでした”で終わっていたのですが、その流れ系の小説でした。

SFかホラーがどっちつかずの印象。しっかりSFしてくれた方が楽しく読めたかもしれません。ただし、そう思ったのは、自分があまりに物理の知識がないために、物質と反物質とか素粒子と電子などの説明部分をたいそう面白く読んだからということなのでしょうか。そういう知識がある人には退屈だったり大袈裟だったりした可能性もあると思いました。逆にホラー好きな人にはそういう点で物足りないかもしれません。

とにかく、この本を切っ掛けに、もっと物理や宇宙について知りたいと思ったことは事実で、初心者向けの本はないかなと探してみたりしています。

自慢じゃないけど、高校から既に文系まっしぐらだったので、物理という授業を受けたことさえないし、微分積分って”そういう言葉しか聞いたことがないよ”状態ですが、それは恥じなくてはならないことでございますね。例の(^-^;茂木先生のblogで読んだ一節に、『この国の人はたかだか大学の4年間のことなのに自分は文系だから、理系だから・・・(わからない、できない)と言いすぎる。それは大学卒業後何の勉強もしていないと告白するようなものだ。』という文章があったのを読んだばかりなので身にしみます。
(うろ覚えで書いてますので、興味のある方は茂木さんのblogの2009年3月4日をご参照ください。)

話を『エッジ』にもどすと、「やっぱり鈴木光司さんは小説家だぁ」という感動がありました。自然や人物、不可思議な現象などなど、やはり表現が豊かで美しいのです。(記者だった人が書いた警察物小説とか、医者の書いた医療系小説とか、そういう点で物足りなく思ったことが今までにしばしばあったのものですから。物理学者さんがこの小説を書いたらどうなるだろう・・・あっ、別系統だけど福岡伸一さんだったら小説書いて欲しい気がします。)

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かなりそうだと思います。

勝間和代氏推薦!の書、『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』読了しました。
20090224

人は自分の悪いところ、苦手なところ、弱いところを矯正することを考えかちだが、そうではなくて、(というかそもそもそれは無理なことので、)自分の強みを見い出し、それを活かすことを考えようという本です。
このテーマに出会った時点で既に目からウロコ。happy02

本のカバーの裏にひっそりと印刷されているIDで、自分の強み5つを診断してくれるHPへ入っていけます。なので、この本は借りたり古書を入手しても意味はありません。因みに我が家には夫と私とでこの本が2冊あります。

ここでは強みは34に分けられています。そのうちの5つが自分の強みとして診断されるわけですが、このテスト、文字を読むのが激しく遅いとか、超優柔不断な人にはなかなかつらいかもです。とにかく直観で設問に答えるしかないですね。

さて、私の強みですが、「収集心」「内省」「学習欲」「運命思考」「慎重さ」と出ました。これらの強みを持っている人の行動にどのような特徴がみられるのかを解説してある部分を読んでみて、いちいち納得してしまいまして、私の場合、これ、かなり当たってると思われます。

当たっているのですが、これは強みなのか?なんだか欠点みたいなんだけど。。。。

とにかく無いものねだりをしても仕方ないのは、この本に教えられなくても、自分を変えられなかった今までの人生を振り返れば解ることなので、この強みを活かしていくしかないわけなんですね。

どーやって?

もう一度読み直しながら、考えてみようと思います。


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読了記録

読み終わって日数が経ってしまったのだけれど、備忘録として・・・

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『女の絶望』 伊藤比呂美・著

女の絶望なんですよ。それで予想してたのは、美人じゃないー職が無いー出世しないー仕事と家事の両立がつらいー更年期でつらいーおまけに親の介護がー
という一生がひらすら暗く切なく語られているのかと思っておりました。

読んでみると、終始江戸弁で落語を聞いているかのような文章。言葉の「ひ」であるはずのところはことごとく「し」になっています。江戸っ子だもの。happy01暗い話も明るく楽しく読めてしまう。が、読み進めるうち、なんだい、こいつぁ~性の指南書だったのかい、みたいな内容もありーので・・・(驚)
なんというか、赤裸々とアッケラカンの中間みたいな・・・ってどんなよ?なんだけど、結論はあるようなないような・・・今日が終わると明日は来るよってこと感じたかな。coldsweats01

あたしゃぁ~まだ更年期の辛さとか介護の大変さを知りませんてんでぇ、(子育ての大変さも知らなかったんだった。)そういう意味じゃぁ経験不足で絶望しようも無いはずなんですが、一応女をしてきて、なんとなくモヤモヤと感じていたことを、伊藤比呂美さん(本書の中では「しろみ」さん)が書いといてくれたんで、引用させてもらっときます。(改行変更しています。)

自分の人生、自分が中心である、はずであるが、はて真実のところはどうだったか。なんだか自信が持てない。どうも中心ではないように感じる。ほかの人のために、すみっこに追いやられつづけているような気がするが、どうしようもない。どうしても中心に戻せない。 <中略> そういうときに人間が感じるものを、絶望と、呼ぶんじゃないか。

誰も”すみっこに居なさい”なんて言ってないんだけどね。勝手にそういう気分で生きちゃうんだよね。

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1月30日

読み終わりました。

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勝間和代 著 
『起きていることはすべて正しい』

この本、なぜか夫が買ってあったので読むことになりました。多分自分では買わなかったと思います。それは、去年勝間さんの著書は2冊読んでいて、その考え方はなんとなくですが解っているつもりだったからです。

わかってるんだけどぉ~できないいのよぉ~

もちろん、できないならせざるを得ない仕組みを作るべきなんだよね。
そこんところも解ってるんだけどぉ~。゚゚(´O`)°

ってことなんですが、できることからやります。

1・苦手な事はやらない。(でも、よく考えたら毎日辛い日々を送っているかのようなつもりでいながら、やりたい事しかしていない自分に気づきましたので、これはほぼ達成?)

2・三毒追放   三毒とは「怒り」「妬み」「愚痴」であります。自分としては「妬み」とは縁がないと思われるのですが、「怒り」を追放するのは難しそうです。すごくつまらない事で毎日というか毎瞬間怒ってますねぇ。特にスーパーは鬼門です。

必要以上にポリ袋を持って帰るおばさん。「銀行で両替すると手数料とられちゃうじゃない」と言ってサービスカウンターで両替しているおばさん。レジの列に並んでいる間に卵のタイムサービス時間が終わってしまったと言ってクレームをつけている(見かけは)紳士。
おっと、怒りを捨て去るどころかここで再現してしまったよ。

勝間さんによると、どうしても自分の生き方の障害になる人には無理に会わなくていいというようなことが書かれていましたが、これは多分本当なんだろうと自分でも思うわけです。なのでとりあえず、スーパーに行ったら周りに注意を向けずに、目的だけとっとと果たすことにしよう。


会社の自分の電話にこんなメモ貼りました。
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で、何を食べようか。

動物性の物をできるだけ避けて、何を食べるのか。
マクロビオティックの本をいろいろ立ち読みして、買ったのがこの本です。
「マクロビオティック、はじめました」

この本を選んだ理由なんですが、実践している人の1日のスケジュールと食べたものがインタビューと共に書かれているから。使っている調味料とか入手先の紹介もあり、お弁当の写真なんて見ていると食べたくなってしまいます。

前記事で「卵と乳製品を避けるということは、パンが食べられない」とチョッと弱気な発言をした私ですが、インタビューを受けている人たちのなかにも、「やめられないもの・パン」という人が多くて苦笑。そして、ヨガの時間を取っている人も多し。

できる時にできる分だけでいいのだから、時々はおいしいパンも食べようっと。
結局外食の時にはいろいろ食べてしまうのだし、日常はジックリお料理している時間もないので、実践はボチボチとなりそうです。(とりあえず買ってしまってある物は消費しませんと。インスタントの鰹だしとかー、ちりめんじゃことかー、お弁当用冷凍食品とかー。笑)

我が家はご飯に一緒に入れて炊くだけの雑穀を入れているのですが、さらにお米を玄米にするといいのでしょうね。(というか、まず玄米食から始めてみようと書かれていました。)何をしても直らなかった便秘症が玄米食で改善したという人もちらほら。(スバラシイgood

形から入ったほうがいいかなー。
圧力鍋・・・買うべき?


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ヴィーガン(VEGAN)お勉強

ヴィーガンとベジタリアンってどう違うのか?
以前からなんとなく気になっていたので、本を読んでお勉強。

タイトルずばりの VEGE BOOK です。
大きさから考えて高い本だわと思ってよく見たら、カバーがビニール製でした。これだとキッチンで濡れてしまってもOKですね。中身もキレイな写真満載ですので、納得の価格。

著者はヴィーガンカフェを経営している人で、ヴィーガンについての説明とかどういう思いでカフェをやっているのかなどなど、興味深いお話が語られていまして、そしておしゃれでおいしそうなレシピの数々が登場します。

私なりに理解したのは、ベジタリアンとかマクロビオティックは自分の健康に重点があり、一方ヴィーガンはもっと大きなくくりでのライフスタイルなのかなって感じです。(上手く言えないので、興味のある方は是非お読みください。)特徴的なのは、動物由来のものは摂取しないということ。卵も乳製品も避ける。(人によっていは蜂蜜も動物由来と考えるそうです。)お味噌汁のお出汁は鰹節じゃなくて昆布と干し椎茸ね。

私がヴィーガンに惹かれる理由を自問自答すると、家畜を育てるのにエネルギーがかかりすぎているのではないかと思っているからなのかな。家畜に食べさせる穀物を作る分、人が食べる穀物や野菜果物を作ったらいいのに。勿論0か100かという話ではなくて、ちょっとずつ減らしていくだけで環境にも健康にもいいのではないだろうかと。

卵も牛乳も避けるとなるとパンが、パンが、パンが食べられないのかー。

でもこの本にも書かれていますが、無理をしない、betterでいいのだという気持で考えていこうと思います。

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生物と無生物のあいだ

とっても面白い本を読みましたので、記録。

『生物と無生物のあいだ』
福岡伸一 著

遺伝子操作とかES細胞から臓器を作り出してしまうなんてニュースに出会った時その向こう側に、神をも恐れずに自分の探究心とか好奇心のみで突き進む人物とか、とにかく名声や金銭的成功を求める人物とかの、まあ、いっちゃってる人ですか(笑)、そんな人々の姿を想像してしまいがちでした。でもこの本を読んで、福岡先生の少年の頃や駆け出し研究員だったころの思い出(それらは、父親や同僚との交流とか周りの風景などのエピソードで彩られています。)、生命科学の発展の歴史や科学者たちの人となり、地道な実験が具体的にはどのようになされているのかという説明等々を知り得て、認識を改めたどころか、静かな感動を覚えております。

とにかく文章が美しく、それが(おそらく同じように美しいであろう)DNAの配列だったりアミノ酸の動き(著者は「ふるまい」という言葉を使っています。)だったりと二重奏をかなでているかのようです。

こう書くとエッセイ本みたいに受け取られそうですが、専門外の人にとっては、あくまでも分子生物学の本と言っていいと思います。ど素人の私にもとても解かり易く書かれていて、尚且つとても面白かったです。

日頃科学と無縁に生きている、私のような人には絶対おすすめの一冊でした。
今年は年初からいい本に巡り会えて、本当によかったと思っています。

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ロシア人の名前

とりあえず、下の記事で新潮社のキャラクターの名前を間違ってたので訂正。
yonda くん じゃなくて Yonda? くんでした。ゴメンね~、Yonda?くん。
こんな単純な名前を間違えてどうするんだ!ロシア人の名前じゃないんだからねぇ。

・・・てな訳で(?)、光文社の古典新訳文庫の『カラマーゾフの兄弟』が南米のジャングルから届くのを待っている今日この頃です。

これ、全5巻なんです。そもそもあれは去年の秋だったと思う(遠い目)。書店に華々しく平積みされていた第1巻を手にとってしまったのが良かったのか悪かったのか。学生の時に一度原卓也訳で読んでいたこの作品ですが、その本も20年の時を経て、ただでさえ文字が小さい上に、ページは茶色く変色して印刷された文字とコントラストもなくなっていて、読み返そうなんて思えない代物になっていたのです。それで、新訳ということは読みやすくなっているだろうし、なんといっても文字が大きくなってるし・・・と喜んで読み始め、1巻目の中ごろまできてふと気付いたのでした。

この続きはいつ出版されるのだぁ?

1巻目の中ごろって、やっと登場人物の名前が馴染んできたところなのに!!!インターバルがあったら、また一から苦労しなくっちゃいけないじゃんかぁ~。(涙)
ロシア物ってとにかく、名前でつまずくんですよね。同一人物が何種類もの呼ばれ方をしてますので。

待つこと9ヶ月くらい。(?)このたびめでたく5巻目まで出揃うらしく、2~5巻までまとめて注文した次第です。20年前に読んだときの記憶はほとんど失くしてまして、ただ「読み返したい」と思ったことだけは確信がありながらも、それって『カラマーゾフ』じゃなくて『白痴』じゃなかったかい?という気にもなってきた。(笑)

とにかく、夏休みの課題ができました。(まだ届いてないけど。)


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読んだ!?

V6010253
新潮の「yomyom」 ですが、創刊号を買ってしまうと理由もなく本棚に並べてみたくなり、3冊目となりました。

”理由もなく”というのは違うなぁ。理由はありました。キャラクターのパンダの「yonda」君だかちゃんだかが、とにかく可愛いのであります。表紙だけじゃなくてー、中身でもページの端っこにちょこんと現れたりするんだよー。はっきり言って、このキャラクターがいなかったら買い続けてないと思ふ。(ほんとはもうちょっと読み応えのある物が読みたかったりするのだが。)

創刊号はキャラクターじゃなくて、「カート・ヴォネガット」の名に惹かれて買ったのでしたが、3号が出版になったときには亡くなってしまってましたわ。こんな調子で月日はどんどん進む。今年も半分終わっているし・・・

余談ですが、今日7月10日は2007年になって191日目で、今年は残り174日だそうです。(能率手帳による。)

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読書記録

『夏目家の糠みそ』 半藤未利子 著

『雁』 森鴎外 著


前者は漱石のお孫さんにあたる方のエッセイ集です。
エッセイを読んでいつも思うのは、こんな文章が書けたらいいなぁ・・・ってことですが、(時々、読みにくくってしょうがないのもあるけど。)半藤さんの文章は特に読みやすくって、もちろん内容も面白く、あっという間に読み終えてしまいました。
ついでにと言ってはなんですが、おいしい糠漬けが作れたらいいなぁ・・・

鴎外の方は、いまさら・・・って感じかもしれないけど、読んだことなかったので。。。鴎外にしては平易な文体で読みやすいです。若く美しい妾と囲われている家(無縁坂沿い)の前を通る学生の人生が、すれ違い以上、交わり未満ではかなく短く接する話。(←簡単すぎ。)

去年『ダリ展』のついでに、上野をうろうろしたのですが、『雁』を読んでから行っていたらもっと面白かったのになぁ。来週も野暮用で上野に行くかもしれないのですが、行ってこようかしら不忍池と無縁坂。

最近無性に古典といわれる部類のものが読みたくなるのは、残りの人生が長くないと無意識がそうさせているのだろうか。

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読書記録『蜘蛛女のキス』

『蜘蛛女のキス』  マヌエル・プイグ 著

全体の90%が、ゲイであるモリーナと社会主義活動家バレンティンの対話で成り立っている小説です。

二人は性犯罪者と政治犯として同じ牢獄にとらわれているのですが、そこでモリーナが語る数々の映画のストーリーや美しい場面の話。対話を読むというのは、語り手と聞き手、そして読み手が同時進行の時間を共有しているせいもあり、バレンティンと同様に読者もその映画の中に引き込まれてしまいます。

そうした中で最後には二人は愛し合うようになります。(と言っていいのだと思う。)
対話の大部分は映画の説明。つまり、二人の心の動きなんて全くと言っていいほど書かれていない小説なのに、そこに愛が存在するようになっていくのが不自然ではないのです。それが読んでいて、本当に不思議でした。

自己犠牲で愛を表現しようとするモリーナと、人間は誰も他者の犠牲になんてなるべきじゃないと考える社会主義者バレンティンの対比も面白かったです。(ネタバレですが、)結局モリーナはバレンティンの犠牲になって命を落としてしまうという結末は、もの凄い皮肉と言えるのだろうか。

奇妙な読後感が3日たっても抜けません。寝ていても、真夜中にふと目が覚めて、この二人のことを考えている自分に気が付きました。まっじ感動しちゃったのかも。(笑)

映画化も舞台化もされてますので、機会があれば見てみようかな。(いや、見ないほうがいいのかな。)

こういう本に出会ってしまうと、仕事家庭はもちろんのこと、他の楽しみも全部なげうって、ひたすら本の虫になりたくなってしまいますわ。


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2月すべりこみ記事

今月はblog全然書けなかったねぇ。
2月最終日は読後記録。

『琥珀蒐集クラブ』  スティーヴ・ベリー 著
ナチスに奪われた後、行方不明になっているロシアの秘宝【琥珀の間】をめぐってのサスペンス。

公の場から姿を消している美術品の数々を、実は(消滅したのではないのだから、当たり前なんだけど、)密かに蒐集している人々(これも当たり前なんだけど、大金持ちね。)がいる。そして彼らの手先となって蒐集活動をする”ハンター”達。そこに巻き込まれてしまった、元夫婦の2人。

面白いはずの本なのですが、なんか読んでいて楽しくない。
どうしてなのか考えてみたところ、話の中のどの人物に寄り添って読んだらいいか判らないのが原因かと思ったわけです。

対立する2人のハンター(男女)は、それぞれ、若くて美しくて頭もよくて、本来魅力的な登場人物であるはずなのに、やたら簡単に人を殺すので、どうも共感できない。巻き込まれてしまった元夫婦は思い入れて読むには、あんまり書き込まれていないので、こっちにも共感できない。

というわけで、この本によって、面白く読んでいるときってやっぱり自分が物語の中に入り込んでるんだなって、あらためて感じさせられたのでした。

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何回も読んだのよ。

この本読んだのは3回目なんです。年に一度くらいのペースで読むことは読むのですが、実行ができてない。

『英文快読術』   行方 昭夫 著

「英語、話せないけど読むのはそこそこOKだと思う。」ってな気持ちになっているあなた。(つまり私)本当に読めてますか?という例がたくさん提示されてまして、「はぁ、確かに、大雑把に何の話が書いてあるかしか判ってなかったね。」どころか、見慣れた単語の意味を取り違えて、肝心のところを誤解(誤訳)する場合がいかに多いかということを思い知らされます。(これじゃ、何の話かさえも判っていないことになってしまうのよ。)

著者のオススメは、平易な英語で書き直された”retold”版の小説を読むことです。レベルがいろいろあるそうなので、自分の語彙力に合わせたものを選べばいいわけです。(ここで例によって”忙しい”という最大の自己欺瞞の壁が立ちふさがり、本が探せていないまま、3年弱。)

学生さんに読んで欲しい本だし、学生のときに出会いたかった本でもありますが、ここに勉強の仕方が書いてあるのに実行してないんだから、結局ダメじゃん!(爆)

(著者も述べてたと記憶してますが、高校英語のレベルから考えて大学受験とか大学の授業のレベルがはるかに高すぎないだろうか。私は英文科だったからなのか、授業では入学当初から普通に英語で小説が読めるのが前提で授業があるわけで、高校の英語ってそんなところまで達成させてくれるものだったっけ?と思わなくもないです。この本を読んでから疑問に思うようになりました。)

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読書記録2冊目と3冊目

3冊平行して読んでいたので、間を置かずして3冊読み終わることになるわけで、瞬間的に本日読みかけゼロ。(^^)

2007年2冊目
「ザ・ゴール」 エリヤフ ゴールドラット 著

アメリカでは経営学の入門書として読んでいない人はいないくらい、有名な本らしいです。ある工場を舞台に、主人公達が力を合わせて問題を解決に導いていく過程が、小説の形で書かれています。経営の勉強は置いておいても、読み進めながら一緒に問題解決している気分になり、結果得られる達成感が勇気と元気を与えてくれました。正直、「工場」という場所での話しを自分の実業務と結び付けにくい部分もあり、(これは、自分の能力の低さによるももですが。)続編の「ザ・ゴール2~思考プロセス」のほうが、より実際的なヒントをもらえそうで期待しています。今夜から読み始めます。

2007年3冊目
yom yom」 新潮社

文芸雑誌。金木犀さんのblogのおかげで「あー、こういう本ってあったよね。」と思い、早速本屋さんで調達。選んだ基準は表紙のかわいさと、カート・ヴォネガットの名前。(学生のころ授業がらみで読んだはず。覚えてないんだよねー、これが。)この手の雑誌って、いろいろな作家の作品が読めて、その中からお気に入りの作家となる人に出会えるかもしれないし、安いし、就寝時間が読書時間な私にとっては、眠くなったときに顔に本を落としてもあんまり痛くないというのが、大変よろしいです。

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やっと1冊読了

1月も既に18日目。
やっと1冊初読了いたしまして、サイドバーのリストに載せられました。載せる場所だけは作ってあったのよね。(笑)
やりかけの刺繍作品が5点あるよるに、同時に3冊平行して、あっち読んだりこっち読んだりしてますので、初読了報告に18日かかりました。

「おしゃれのベーシック」 光野 桃

おしゃれにまつわるエッセイ集。この方の文章はきっとなにかの雑誌で目にしているのでしょうが、お名前をしっかり認識したのは初めて。表紙の写真がきれいだったので衝動買いした1冊です。女性の生き方とか、how to的なものを期待していたのですが、そういう直接的なことは書いてありませんでした。著者個人のその時の思いみたいな、blog的ともいえるような(?)内容かな。お気に入りのブランドに対する記述は、読んでいてそれぞれの服が見たくてたまらなくなります。美術館へ行くようにブティックへ、ただ見るために行きたい。(これを実行するには、出入りするための服を買っておかなくてはいけませんわ。私の場合。)

私はおしゃれとか、とりわけブランドというものには無縁で、それよりは稚拙な手作りものに価値を感じるような人間ですが、ファッション雑誌を見るのは大好きです。でもそれを参考にしようという心意気があるわけでもなく、とりあえず「見る」のが好きなのです。

これと共通していそうな性癖が、料理番組好きということ。
決してその料理をためしに作ってみるわけでもなく、それどころか食べてみたいとも思わないほうが多いのに、作っているのを見るのが好き。

我ながら、

変なやつ。

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ヘリクツと理屈

ここのところ世間はライブドア事件で大騒ぎですが、この騒動が始まったときにちょうど読んでいたのが、
『国家の品格』 藤原正彦 新潮新書
でした。あまりにタイムリー。(^^;

藤原さんのお書きになっているなかで特に印象に残っているのは、
【論理で説明ができることなんて、そうたいした事ではない】
【論理はスタート地点によって、導かれる結論が変わる】
といったことです。(書かれている言葉の引用ではありません。)

私は親によく口応えする子どもだったので、「そんなヘリクツ言うんじゃありません。」って叱られる事も多かったのですが、そのたびに「ヘリクツだって理屈じゃんか!」なんてヘリクツをたたみ掛けていた記憶があります。
この本を読み終わって改めて、
【ヘリクツは確かに理屈だが、全ての理屈はヘリクツかも知れない。】と思った次第です。

とても説得力のある本でしたが、そう納得させられるだけの論理があったということで、(^^;この気持どうしたらいいの?

『国家の品格』は講演が元になっていますので、基本的に平易な話し言葉で書かれていますが、実はちょっと前に小川洋子さんの『博士の愛した数式』新潮文庫版の解説で、藤原正彦さんの文章を読んだばかりでした。この時に、なんて素晴らしい文章を書かれる数学者なのだろうと感動してたのです。そうしたら『国家の品格』の著者経歴に「作家・新田次郎と藤原ていの次男」なんて記述を発見。ある意味成る程でした。(^^)

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まだまだ頑張らねば

『プロ論。』 読みました。就職情報誌B-ingのインタビュー記事をまとめたものだというので、さらりと読み流せる本だと思っていたのですが、いやはや、大変為になる本です。自他ともに認める「プロ」50人が、これでもか!と畳み掛けるように語る語る。どの人の言葉にも必ず「うーん。」と感嘆の唸り声をあげてしまうフレーズが有りました。私はすぐにへこたれるタイプの人間なので、仕事机の上に常備しておこうと思います。

が、20代のうちに読みたかった本かもしれないー。まあ当時の自分のアンテナにこのタイトルは引っ掛かってこなかっただろうと思いますが。オリックス㈱会長の宮内義彦氏の言葉で
  ≪とにかく勉強せよ。40代で気づいても手遅れになる。≫
という部分で撃沈したけど、(笑)とりあえず自分の年齢マイナス10歳の気持で生きようと都合よく決意。そうすると実年齢75歳まで突っ走らなくてはならないのか・・・いえいえ、年齢で区切ったり、年金出るまで頑張るなどという考え方が既にノンプロなのだわー。生涯やりたい事をバリバリやりましょうという催眠術をかけてくれた一冊。 若い人に、そしてそんなに若くない人にもオススメしたい本でした。


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読了記録

昨年末から最近まで読んだ本の記録。
(そもそも自分の備忘録みたいなblogなので、こんな記事でごめんなさい。)

『うつくしい子ども』  石田衣良
『ソラリスの陽のもとに』 スタニスワフ・レム
『漱石の思い出』 夏目鏡子 述
『薬指の標本』『まぶた』 小川洋子
『蒼穹の昴』 浅田次郎

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あなたに贈る泣ける本

日付は忘れてしまいましたが、今週の朝日新聞朝刊で「あなたに贈る泣ける本」という特集記事を読みました。著名人がこのテーマに添って選んだお薦めの本を数冊ずつ紹介しています。それらの本のうち、私が”愛読書”と称してサイドバーにリストアップした作品と重複しているのが3点ありました。
藤沢周平『蝉しぐれ』
ジョン・アーヴィング『ホテルニューハンプシャー』
河野多恵子『秘事』    です。

たしかにどれも「泣ける」作品でありました。その中でも特に『秘事』は読了時滂沱の涙状態でした。(^^;
この作品は本当に不思議な感覚を残してくれました。そこには”絵に描いたような”幸福な夫婦そして家族のストーリーが展開されているのに、どうして泣けるのか自分でもよく判らなくて、それで絶対再読してその理由を知りたいと思い手元に残しているのです。(余談ですが、私はどちらかというと【捨て魔】なので、手元に残してあるというのは自分の中ではかなり意味のあることなのです。)

『ホテルニューハンプシャー』はそれとは対称的で、やはり家族の物語なのですが、この家族は次から次へと不幸に見舞われます。でも不思議に明るく、読んでいて元気になる作品でした。寓話的って言ったらいいのかなぁ。映画化もされていますが、原作の印象がそのまま映像化されていたように感じて、見たときとても嬉しかったのを覚えています。

話を朝日新聞「あなたに贈る泣ける本」に戻しますと、3作品も取り上げられていた事に一瞬ショックだったのです。「私って泣ける本好きだったの?」って感じで・・・そもそもこの特集に目を留めてじっくり読んでいたことからして、きっとそうなんでしょう。(^^;未知の自分を鏡に映されたみたいで少し凹んでみたりしました。(笑)

でも、悲しみのない芸術ってあるのかなぁ・・・なんて壮大なことに思いを馳せたりしている芸術の秋?
今年は秋晴れが少なくて、いきなりもう初冬の雰囲気ですね。。。なんてこの記事の〆がこれでいいのか!(笑)

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読了記録

時々まとめておかないと、読んだ本をまた買ってしまうという事態に陥りかねないので、書き留めておきます。

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久しぶりの図書館

先日、なんと15年ぶりに地元の図書館に行きました。

家中の不要な本を100冊程集めて、いつものとおりbook offさんに送ってすっきりしていたところなので、できるだけ買わずに借りて読もう!と小さく決意。ちょうど、姪のH嬢が小学校の宿題で調べることがあると言っていたので、一緒に行きました。

15年ぶりなのは15年前のある出来事が原因。(ちょっと大袈裟。)同じこの図書館の閉館時間15分前に滑り込み、目的の本を探し出し、貸し出しカウンターに行ったところ、「あらー、残念。今コンピューター切っちゃった。」と言われて、貸し出してもらえなかったことがありました。閉館まではまだ5分はあったのにー。「そうですか。5時閉館っていうのは片付けも終わって貴女が正面玄関の鍵をかける時間なのですね。もうこんなところ来るもんかー。(激涙)」と心の中で叫びながら後にした図書館。それから15年の月日が流れていたのです。

15年ぶりだけあって、ちょっと浦島太郎になってしまいました。蔵書カードの小引き出しが無いー。検索はタッチパネルになっておりました。考えてみたら当たり前ですね。(恥)きょろきょろしていたら、H嬢に「これで探すんだよ。」と教えられてしまいました。(恥×2)
それに閉館時間が6時に延びていた。これなら仕事帰りにでも間に合うわ。でも6時5分前でも貸し出してくれるのかしら。

借りてきた本は 水村美苗『続明暗』です。
夏目漱石未完の遺作の続編として書かれた小説ですが、あらら、まず漱石の『明暗』を読み直すところから始めなくては。主人公が津田とお延だということは覚えているのですが。(単に知人に同じ名前の人がいるから。)それこそ15年ぶりくらいに読み直すことになりました。
返却期限までに読めるのでしょうか。道具の歴史の本を借りていたH嬢に「今日借りた本は○日までに返すんだよ。」なんて念押ししてしまったので、読み終えない訳にはいきません。

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読了記録

半月も更新が空いてしまいました。・・・ということ故に今月は読書が進みました。(^^)/読後感想とまではいきませんが、自分の為に読了記録を残しておこうと思います。

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アマゾン注文

アマゾンは要注意です。なにしろ手間が掛からない。トップページに行くと”こんにちは。○○○子さん。”と迎えてくださり、「今買わなくてもいいのだから、とり合えずカートに入れておこう。」と自分に言い訳して、ちょっと欲しいなーと思ったものをポンポン放り込んでいく。すると、”これを購入した人はこんな物も買っています。”などと、ご親切に紹介していただけます。それがかなりツボに来るものなので、「一応入れとこう。」

そんなこんなで先ほどカートの中身を見てみましたら3万円分もたまっておりました。当然選別して一部を注文。
また、注文が簡単すぎる!送り先住所と決済カード番号の入力の必要がないので、『注文する』をクリックするだけ。

和書 「手作りBag初めの一歩」
もう何ヶ月もカートに入れっぱなしになっていた本です。いい加減に削除するか買うかしませんか?ということで、買おうということになりました。1050円で悩んでいました。(^^;
ここまではいいとして、後は全部衝動買い。

DVD 「高慢と偏見」 
ジェイン・オースティンの小説をBBCが製作したTV映画。以前NHKで放送されていたのをVHSに録画した物を持っているのですが、DVDが出ていたのをアマゾンさんのご紹介で知ることとなり(^^;購入してしまいました。もともとTVを録画してあったのは、出演者のコリン・ファースがお気に入りだからです。

DVD 「アナザーカントリー」
コリン・ファースに注目するきっかけになった映画です。「高慢と偏見」がDVD化されているなら、ひょっとしてこれも出ているかもしれないと検索したら、あったー!!! ついでに彼の出演作品で「アパートメントゼロ」も検索してみましたが、こちらは海外版VHSしか引っかからなかった。それならTV録画持っているから買わない。(こっちはちゃんと字幕付いてるしー(^^;)

洋書 「The New Illustatede Darcy's Story」
この本が凄い!やはりアマゾンさんに薦められて買ってしまいました。「高慢と偏見」という小説はひとことで言ってしまえばエリザベスとダーシーが結婚するまでのお話がエリザベスの視点から語られているのですが、一方ダーシーって寡黙。(そこが誤解を生むというか偏見を助長するわけですが。)この小説をダーシーの視点から書いた人がいたのです。読んだ人のブックレビューによると「英語も難しくない」そうなので、本当に届くのが待ち遠しい1冊。(それで読めなかったらショック大きいかも。)

洋書 「The Making of Pride and Prejudice」
これもブックレビューによりますと、コリン・ファースのインタビューが掲載されているそうなので買いました。「英語が簡単」とは書いてなかった。(^^;

文庫 「説きふせられて」 
ジェイン・オースティンの小説。『高慢と偏見』は愛読書といえる本ですが、これは読んだ事がありませんので、ついでに購入。因みに同作家の『エマ』はつまらないと思った。

そもそも今回の衝動買いの始まりは、『灯台へ』という小説が読みたくてアマゾンに行ったのです。検索に著者名を間違ってオースティンといれてしまった為に、どんどん買い物をすることになってしまいました。結局『灯台へ』(バージニア・ウルフだよっ!)はまだカートに入ったままです。

追記:コリン・ファースさまへ
『イングリッシュペイシェント』のあなたは相変わらず素敵でしたー。(奥さんに浮気される役なのですが。)でも、『恋に落ちたシェイクスピア』では、役作りなのは解ってりいながらも、そこまでしなくてもーと思ったものです。おかげで『ブリジット・ジョーンズの日記』は恐くて見られません。日本未公開の作品も多いようですね。時間があったら調べますわ。今はいろいろ手が広げられませんので、いつか。晩年にでも。(^^;便利なアマゾンさん等にお世話になりながら・・・

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買っております、再び。

お金というものは、使わなければ持っていなかったのと同じです。ということにして、今週買ったものはこれ。

『愛しき人よ-イトシキヒトヨ-』 宝塚歌劇団月組 日本青年館公演のチケットです。
脚本・演出は私が苦手としている齋藤先生なのですが、それでも入手してしまったのは、主演の霧矢大夢と城咲あいがちょっとお気に入りだから。内容はあまり期待していません、というかリサーチしていません。多分前日にヒーヒー言いながら調べることになるでしょう。(^^;行くのを忘れないようにしなければ。

『刺繍通信』vol.4 雄鶏社 刺繍専門の季刊誌です。
とうとう来たか!ハンガリー刺繍の表紙。中に計4点のハンガリー刺繍作品の写真が掲載されていました。独特の花の形、色使いで、正統派の雰囲気です。私にはとても無理そうですが、通っているお教室にはこのような作品を刺している方多数。いつかは・・・と思う物のひとつです。まだパラパラと見ただけなので、これからゆっくり見ます。

『ku:nel』vol.7 マガジンハウス 
なんとなくおしゃれな表紙に惹かれて、初めて買いました。何の雑誌かうまく表現できないジャンルのものですね。うーん、潔い生活の本?なごむというか憩える(イコエル)雑誌でありました。実は『ミセス』という文化出版局の月刊誌が最近のお気に入りなのですが、ちょっと似た雰囲気です。(決して『家庭画報』とか『婦人画報』ではありません。)

『歌劇』4月号 阪急コミュニケーションズ 宝塚歌劇団の情報誌 
買ったというか定期購読しているので届いたのです。しっかり読もうとすると、文字数は多いので時間がかかります。とにかく毎日がめまぐるしいので、先月号もしっかり読みきっていないうちに届いてしまいました。(^^;定期購読止めてもいい気分なのですが、9年分持っているので、なんとなくやめられません。

『The 3 Tenors/Paris 1998』 POLYGRAM VIDEO カレーラス・ドミンゴ・パヴァロッティの野外コンサートDVD
とにかくこれで5000円を切っているなんて、安い!!!昨日深夜2時までかかって見てしまいました。余分なところはカットされているので、ひたすら歌う歌う歌う。曲目はオペラを知らない私でも楽しめるなじみのあるものが多いのです。シャンソン有り、ラテン、ナポリアーナ、シューベルトも。この曲にこの歌唱法は最善ではないだろうと思いながらも、『黒いオルフェ』なんて大好きな曲でしたし、買ってよかったー。(^^)勿論オペラの曲もあります。一番感動したのは、パヴァロッティが歌ったプッチーニの歌劇『トゥーランドット』からの曲、「誰も寝てはならぬ」でした。以前宝塚の宙組でトゥーランドットを元にした『鳳凰伝』を観劇した時には、カラフという人物をどう捉えていいのか戸惑ってしまったのですが(だたのヤンチャ坊主にも思えた)、パヴァロッティが歌っているのを見ていたら、「そうだった!カラフのトゥーランドットへの愛はが懸かってたんだ!」なんて再認識させられました。暫らくはこのDVDがお気に入りになるでしょう。

ところで、すっかり春めいてしまい着る服が無い状態です。どうせお金を使うなら洋服を買ったほうがよくないだろうか>自分。そういう時間はもったいなくてとれないのよねぇ。明日は出社。明後日は観劇。なんとかその合間に買い物できるだろうか。

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